オリュンポス12神

point-1竃(かまど)の女神 ヘスティア

 








「竃の女神 ヘスティア」
 
  ヘスティアは通常オリュンポス12神の1人に数えられるが、
ディオニューソスにその座を譲ったという逸話もあり、
ディオニューソスをオリュンポス12神に加えたオリュンポス12神の場合もある。

古代ギリシアでは、竃や炉は家の中心であり、
そのことから家庭生活の守護神として崇められた。

更には祭壇・祭祀の神でもある。

これは炉は犠牲を捧げる場所でもあることに由来している。
 
     

point-2盗賊の守護神 ヘルメス

 








「ゼウスの使者 ヘルメス」
 
  ヘルメスはオリュンポスの神々の中では異色の神です。

商業と旅人の神ですが、生まれてすぐにアポロンの牛の群を盗み、
怒り狂うアポロンを誕生から2日目 に発明した竪琴の弾き方を教えてなだめることも
ヘルメスには簡単なことだったようです。

そのためか、博打打ち、嘘つき、盗賊の庇護者といわれています。
聡明だったせいかゼウスに気に入られ、神への使者にされました。
黄泉の国への案内もヘルメスの役目でした。

そのため、デメテルの娘ペルセポネを迎えに黄泉の国へ行くことが出来たのです。
ヘルメスは翼のある帽子と翼のはある靴を履き、
魔法の杖を持っており、人々に眠りを与えます。

人間の瞬きさえもヘルメスの力であるとされています。
 
     

point-3海を支配する神 ポセイドン

 








「ポセイドン、馬を創る」
 
  ポセイドンはクロノスとレアの息子でゼウスの兄弟にあたります。
オリュンポスの神々のなかで最も恐れられていました。威力の象徴は三叉の矛であり、気分屋で闘争好きな反面、愛情深く、親切でもありました。船乗りや漁師達に恩恵を与える一方で、気が変わると嵐を起こし多くの船を難破させました。

ポセイドンには生き物を作り出す才能があり、たこやふぐ等を創ってはニンフ達を喜ばせていました。そんなポセイドンはある時、大地と豊穣の女神デメテルに恋をしました。デメテルへの愛のしるしとして馬を創り贈り物としました。デメテルはポセイドンのことを決して良くは思っていなかったのですが、馬が気に入り考えを改めました。

ポセイドンが馬を創るのに失敗して生まれた動物は、らくだ、きりん、しま馬、河馬、ろば等です。ポセイドンとデメテルの間には地母神・デスポイナと馬神・アレイオンが生まれました。ところでポセイドンにはアンピトリテという正妻がいるのですが、求婚した時の贈り物は、話をし踊る魚、いるかでした。いるかはポセイドンのアンピトリテ への愛を語り、やっとポセイドンのプロポーズを受け入れました。ポセイドンはいるかに感謝し天に上げいるか座としました。
 
     

point-4純潔の女神 アルテミス

 








「月の女神 アルテミス」
 
  妹であるアルテミスは月の女神であり
白馬がひく銀の馬車に乗って夜空を駆け巡ります。

銀の弓を持ち銀の矢を放ち、彼女だけが海の潮を銀の鎖で操ることが 出来ます。

狩猟の神でもあり、森の精達を率いて銀のサンダルを履き、森を駆け巡りました。

自分達が食べられる以上の獣を殺した者には、
落馬させたり、道に迷わせ、狼の餌食にしました。

純潔を誓い、永遠の若さを持ち、また彼女の放つ矢は痛みなしの突然の死を与えました。
アルテミスの聖獣は野生の動物、ライオン、熊、狼、小鳥などです。

永遠の眠りの中にいる美青年エンデュミオンに恋をするなど、
女性らしい一面を見せることもあります。
 
     

point-5太陽の神 アポロン

 








「太陽の神 アポロン」
 
  アポロンとアルテミスはゼウスとレトの間に生まれた双子の兄妹です。

アポロンは太陽神であり、妹のアルテミスは月の女神です。

アポロンは太陽、医術、音 楽、詩、数学、予言の守り神でもありました。

ギリシャ神話の中でも最も多くのものを司る神でもあります。

美しい青年で、ポイポス(輝くもの)、楽人の王、信託の王、
黄金の弓の支配者と呼ばれました。

毎朝、東の宮殿から黄金の太陽の馬車に乗って空を炎をたなびかせて
通り西の地平の降り立つアポロンは、ギリシャの理想の神でした。
 
     

point-6天界の道化師 ヘパイストス

 








「ゼウスとヘラの息子 ヘパイストス」
 
  アフロディテの夫、へパイストスはゼウスとヘラの息子です。

生まれた時、体がねじれあまりにも醜かったので
ヘラは一目見てへパイストスをオリュンポスの 山から投げ捨ててしまいました。

その時彼は両足を折ってしまいました。

へパイストスは海の女神テティスに拾われ育てられました。
へパイストスは珊瑚と真珠で美しい贈り物を作ったり、生きた宝石を泳がせたりしました。

ヘラがそれを見て、作ったのがへパイストスが作ったと知ると、
なんの罪悪感も感じていないヘラはへパイストスをオリュンポスに連れ帰り、
鍛冶の神とした のです。鍛造に魔法の性質を与える魔法使いとして尊敬されました。
 
     

point-7美と愛の女神 アフロディテ

 








愛と美の女神 アフロディテ」
 
  愛欲をかき立てることだけが仕事の愛と美の女神
アフロディテは「泡から生まれた」という意味です。

神々の父クロノスが父親のウラノスを殺し海に投げ込ん だ時、
血が白い泡となりそこから誕生したといわれています。

夫は最も醜い神と言われているヘパイストスです。

しかし、アフロディテは愛欲の女神、多くの父親の違う子供達を産みましたが、
最後にはヘパイストスのもとに戻り、彼はいつもアフロディテを許しました。

アフロディテの息子として有名なエロス(キューピッド)の父親はゼウスです。
 
     

point-8戦闘の神 アレス

 








「軍神アレス」
 
  アレスはゼウスとヘラの子供であり、戦いを楽しんで行う神です。

彼は不和の女神である姉妹、
エリスと息子のデイモス(恐れ)とポポス(恐怖)を連れて歩 いていました。

彼の戦車を引く馬は「火」「炎」「災難」「恐怖」という名前です。
残酷なアレスはオリュンポスの神々に嫌われていましたが、3人だけ親し い者が居ました。
姉妹のエリスで一緒に戦車に乗り金切り声を上げていました。

もうひとりは彼の激しさに魅了された美と愛の女神アフロディテ、
そして最後 は死者の王ハデスです。

ハデスの治める黄泉の国はアレスの始めた戦争で大きくなって行きました。

アレスも常に鎧兜を付けています。
 
     

point-9大地の女神 デメテル

 








「デメテルと、その娘ペルセポネ」
 
  ペルセポネは、ゼウスと収穫の女神デメテルの間に産まれました。
デメテルに与えられた魔法の絵の具で春の花に彩色をするのはペルセポネの仕事です。
黄泉の国の王であるハデスはペルセポネを花嫁にしようと、黄泉の国へと連れて行ってしまいました。ハデスはペルセポネを喜ばそうと金銀、宝石を贈り、踊り子達に舞を披露させたり歌い手を連れて来たりと一生懸命でしたが、ペルセポネは見向きもしません。その頃、収穫の女神であるデメテルがペルセポネを探していました。

彼女は娘をさらったのが自分の兄である黄泉の王ハデスであることを知ると、怒り狂い飢 饉が襲いかかりました。大地は乾き、飢餓が地上に広がり人も家畜も死にました。ゼウスはペルセポネが下界で何も食べていなければ、地上に帰ることができると告げ、ヘルメスは彼女を黄泉の国から助け出しましたが、ペルセポネは石榴の 種を6粒食べてしまったのでハデスは自分の花嫁だと主張します。

ゼウスは食べたのは石榴の種6粒なので、6ヶ月は黄泉で6ヶ月は地上で暮らすように言い渡しました。愛する娘が黄泉の国に行っている間は穀物は育たず、春になってペルセポネが戻ってくると花が咲き、木々は実をつけるようになったのです。
 
     

point-10知恵と技芸の女神 アテナ

 








「守護神アテナ」
 
  浮気者のゼウスは巨人族の女神メティスに子供を宿らせてしまいました。

メティスが産んだ子は父親を殺すと予言したので、
ゼウスはメティスを丸ごと飲み込んでしまいました。

ゼウスは激しい頭痛に襲われ、
鍛冶の神であるヘパイスとがゼウスを治すため頭を割るとゼウスの頭から乙女が産まれました。
鎧兜を身につけた成人した姿で 産まれたといわれています。

技能の守護神であり、農業、航海術、機織り、裁縫、知恵、戦の女神とされ、
その知恵は軍神アレスに勝るといわれています。
 
     

point-11ゼウスの正妻 ヘラ

 








「結婚と母性、貞節を司る神 ヘラ」
 
  結婚と母性、貞節を司る女神である。

ヘラという名は「貴婦人、女主人」を意味し、
オリュンポス十二神の中でも情報収集能力に優れ、
夫ゼウスの浮気を迅速に察知するなど高い監視能力を発揮するという能力を持つ。

そのため、結婚の守護神でもあるヘラは、 嫉妬心が深く、
愛人やその間に生まれた子供に復讐する残酷な女神として描かれている場合もある。

ゼウスの正妻であり、ゼウスの姉でもあるという異色な神でもある。

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point-12全宇宙を支配する神 ゼウス

 








「浮気者の王様・ゼウス」
 
  オリュンポスに君臨する王、ゼウス。ゼウスの名は「明るく輝く空」という意味です。
ゼウスにはヘラという奥さんが居るのですがキレイな女性に 目がありま せん。
嫉妬深いヘラの目を逃れるためにいろいろなものに姿を変え、浮気相手のもとに現れます。
レダの前には白鳥に、レトにはうずらの姿で現れました。
最後には必ず奥さんのヘラの元にもどるのですが。

ある日、ゼウスはフェニキュアの可憐な王女エウロパが海辺で遊んでいる姿に一目惚れしてしまいました。ゼウスはヘルメスに白い牛の群がその海辺を散歩をさせるように命令し、自分も白い牡牛に姿を変えて群に紛れ込みました。エウロパは見事な白い牡牛がいるのを見て近づいて来ました。牡牛はとても大人しいので、なでたり花輪を角にかけたり、背に乗って遊んでいました。するとゼウスが化けた白い牡牛は、突然海の中を泳ぎ始め、沖へ沖へと泳いでいきます。
エウロパは海に落ちないようにしがみついているのがやっとでした。ゼウスはエーゲ海を泳ぎクレタ島にエウロパを連れて行きました。エウロパはゼウスとの間にミノスをもうけ、ミノスは後にクレタ島の大王になりました。

エウロパは「ヨーロッパ」の語源にもなっています。